2015.01.07   民間伝承 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

世が無常なるものであっても、一時の装飾はまた別次元として捉える。

派手に華麗に装飾をするのであれば、質素に一本の線の1mm・1pxにこだわる方が俄然美しく、その瞬間だけでなく、後々振り返っても気持ちのよいものである。

装飾されたものの美しさは一時のもので、瞬時に崩れかけるものだとみる。たとえ世が無常なるものだとしても、その装飾というのは無常とはかけ離れた次元に存在しているものなのだ。

古来より、日本人は自然を神として崇拝をしてきた。自然に手を加えることはもはや自然ではないが、生命を生み出すために自然に手を加えることを善、自然に手を加えることで生命を破壊することを悪として捉えてきた人種なのである。

装飾は自然に手を加えた賜物のようであり、必ずしも生命を生み出すものではない。すなわち、一見華やかであれども、見方によっては悪としても捉えることができる。そのような意味で、装飾された華麗なものを一目で美しいとは言い難いわけである。

1mm・1pxの繊細な領域を創造していく過程で中道・縁起・四諦・八正道の教えを歩むべきである。


槍の間合いもまだまだだな。