2014.07.28 民間伝承 丁寧,三面性,二面性,優劣,優勢,全体像,劣勢,善悪,感覚,把握,本質,樹木,物事,物語,記憶,重要
例えば色々な樹木をみてみたときに、いくつもの異なった種類の樹をいくつも把握して記憶することと、ひとつだけの樹に対する葉や根の成り立ちを知り、物語を得ることと。どちらが重要であるかといえば、どちちも重要なことだ。どちらかが優勢なわけではないわけで、もちろんどちらかが劣勢なわけでもない。
ただ、どちらも本質を見つめていかなければ優劣は発生する。いろいろな樹を何種類も記憶していくのであれば、樹の大まかな全体像を瞬時に把握する必要があるし、ひとつの樹とじっくり向き合っていくのであれば、その1本の善悪すべてを物語として丁寧に授かる必要がある。その二面性を捉える感覚を備えつつ、その中間を捉える場合もある。物事は一面性だけでなければ、二面性でもない。第三の面があるということを、脳はすぐに記憶から消すのである。
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