2014.07.13 民間伝承 3.11,YMO,ひょん,テクノ,反原発,坂本龍一,学生時代,抽象的,映像,江戸時代,粋,自主制作,言葉,震災後
3.11の震災後、ひょんなことからテクノに興味を持ち始めたのである。いまどき「ひょんなことから」なんて言葉も滅多に使わないもので、打ち込みながら意味を調べてしまうほどにどこか抜けている言葉だ。さすが、「ひょん」である。
「ひょん」とは、木に対して別の木がくっついて成長することのようだ。そのような思いがけないことを江戸時代から「ひょうなこと」なんて行っていたようだ、粋である。話は戻るが、当時からやはりYMOは欠かせなかったので、初期から後期へと歴史をなぞるように聞き直していたのである。
震災後ということもあり、反原発の影響などで坂本龍一もDOMMUNEやマスメディアでも改めて見かけるようになり、空前のYMOブームが始まっていたように思う。当時は抽象的な映像の自主制作をしていたこともあり、初期から順に聞き直していると、テクノ丼で入ってくる「NOSTALGIA」も心地よいのである。これは映像を合わせやすいなどと思いながら。
そんな勢いで学生時代を謳歌していただけのこともあり、久々のKraftwerkはどれも旋律が美しく感じとれる。ぐるぐると回っては坂本龍一のTHOUSAND KNIVESに戻り、やはり私の入り口はここであったと確認作業を行う。余談であるが、THOUSAND KNIVESを初めて車で流したとき隣街にコンタクトレンズを買いに行ったことを思い出してしまう。
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