2014.04.19 民間伝承 冊子,地層,定義,文字,構成,活字,絵画,観察,言葉
本を読むことは知識につながるのだが、『本を読む』というおこないそのものはこれまた紛らわしいことである。こんなことを定義づけてしまうとこの定義自体がすでに紛らわしいのだが。
『本を読む』ということは、活字を読むことであり、文字をおいかけていくこと。その言葉や構成をおいかけながら読み、自分の中で解釈していくことではじめて知識になる。
しかしながら自分の中で解釈するこが重要なのであれば、その内容は活字でなく絵画であっても問題はない。例えばその冊子の中身のほとんどが絵画であってもそれも鑑賞という名の『本を読む』というおこないなのだから。何度も自分の中で解釈し、イメージを膨らませてあげないといけない。
本を読もうと多くの本に手をだすと、それはやがて積み重なった地層になって困る。本を読むことということは、身の回りを観察することと同じような感覚なのかもしれない。
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