2011.11.08   民間伝承

抹茶は海底にて泳ぐ。

ここ三日間ほど自宅に蟄居し
文献と企画をまとめていたのだが
今朝目覚めたとき
部屋の狭さと書き物に興醒めてしまい
私はふと大きいものを求めた。
大きいものは何だろうかと考えた末
物理的な大きさであれば
きっとそれは山か湖だろうという論。
思い立ったが吉日
書類と企画書を全部捨て
私は山を目指した。どん

紅葉を一目に捉えておきたかったのも一理。
しかしながら今の私には
まだまだ紅葉は眩しすぎるのである。
塵を逐う者は山を見ずとは
よく言ったもので
私もすっかりお山の大将である。

山にて枯れ葉の落ちる物音
蛇と勘違いした我、いと哀れなり。


槍の間合いもまだまだだな。