福島県民でも知っている人はそこまで多くないかもしれない。8月21日というのは『福島県民の日』として条例による記念日として制定せれているようだ。この福島県民の日、知っていると知らなかったとでは福島県民にとってはちょっと大きな差がでてくるかもしれないことを頭に入れておいた方がよいかもしれない。なぜなら、福島県民の日は福島県内の一部の施設や飲食店などで、福島県民の日だけのお得なサービスを展開している可能性があるからである。
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そう、気になるのはどうして8月21日が福島県民の日なのであろうかということである。いろいろと予想はつくのであるが、おそらく過去の8月21日に福島県ができあがるきっかけか何かがあったのではないかと予想はできるが真相がわからない。そこで調べてみると、やはりそのようなことが過去の8月21日にあったようだ。
ちなみに福島県民の日のテーマは『福島県への理解と愛を深めて、より豊かな県になるよう皆の心と力を合わせる。』である。なんだか、小学校のときの校訓を思い出させるようなハートフルなリムズである。そう、福島県民の誰にだって福島を愛する心があり、福島に対する思いやりの心を思い出すために福島県民の日はあるのだ。福島という故郷を大切に心の中で守り、そしてこれからの世代へとつなげて発展させていこうではないかという、なんとも強くたくましいモットーになっている。それが福島県民の日である。
そう、時代は1876年まで遡る。現在の福島県はかつて『若松県・旧福島県・磐前県』という3つの県に分かれていたようである。ところが、1876年の廃藩置県によって若松県・福島県・磐前県はひとつに合併に、福島県になったというのである。その福島県になった日が8月21日であったことから、福島県民の日を8月21日に制定したということが背景にあるようだ。
8月21日が福島県民の日であることはよくわかったが、それでは福島県民の日というのは福島県民にとってどのような影響を及ぼすのだろうか。少しばかり調査をしてみると、福島県民の日は福島県内のあらゆるところで例えば企業のサービスがあったり、いくつかの施設が無料開放されるという情報が福島県の公式ホームページで確認できる。具体的には例えば幸楽苑で餃子の無料券が配布されたり、モスバーガーでは南会津産南郷トマトを使用した特別なハンバーガーが販売されたり。南会津産南郷トマトの単品販売もあるようである。
その他、例えば郡山市の施設であれば郡山市開成館やムシテックワールドなど、その他の地域でもあちこちで施設の無料開放などを取り入れている。
福島県民の日は条例で制定されているものであるが、祝日扱いにはならない。小学生や中学生にっては夏休みであるのでどっちにしても休みではあるが、一般の人々からすれば福島県民の日であることなどわからないまま終わってしまうというのもまた事実である。特に今年2017年の福島県民の日は月曜日であったため、ほとんどの社会人は普通に出勤している。幸楽苑にいく暇などなければ、モスバーガーに行くことも難しい。そして、幸楽苑やモスバーガーで福島県民の日の恩恵を受けられるなどということはほとんどの人がわからなかっただろう。
福島県民の日は8月21日で間違いない。しかしながら、現実的に考えると平日のしらない間に施設の無料開放や飲食店のサービスがあってもなかなか認知されることは難しい。福島県民の日というのがとても福島県民にって重要な日であるにも関わらずにだ。そのような大切な日を忘れないために、無料開放やサービスというのは1日だけではなく、一定の期間内で展開してくれれば福島県民の日という大切な日の認知度とその歴史はもっと密接なものになることは間違いないだろう。
そして、福島県民の日の恩恵を受けられるのが幸楽苑とモスバーガーだけでいいのだろうか。福島県というひとつの偉大な県が誕生した記念日をお祝いするのが、幸楽苑とモスバーガーだけで本当にいいのだろうか。福島県民の日というのは、福島県のお誕生日である。福島県のお誕生日パーティーに幸楽苑とモスバーガー他、各地域の一部の施設しかお祝いしてあげれないのは誠に無念である。福島県民の日だからこそ、福島県民のみんなで気持ちだけもお祝いしてあげるべきではなかろうか。
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