2016.01.27   民間伝承

やりたいことリストは物好きな人の心を鷲掴みにする逆転の発想。

やることリストやToDoリスト、リマインダーなどといった、所謂『やるべきこと』をリストにする動きは数年からブームになっている。終わったらチェックマークを入れていくようなリスト作成ツールが数年前から随分と流行しているのだ。現にそのようなリストをつくったことでうまくいっている人がいる。しかしながら、そもそもやるべきことをやっている人はリストなんぞという意識はせずに、自然とメモの中でできてしまっているのもまた事実である。
『やることリスト』といえば『やらないことリスト』というのもまた同時に流行していた。後者は、これだけはやりたくないということを記録しておくことで有意義な時間を過ごそうという企みなのであろう。逆にこの『やらないことリスト』というのは、かえって物好きな人の心を鷲掴みにした。所謂、逆転の発想というものである。

もっと逆転の発想をしてみる。

やらないことリストが逆転の発想であるなら、そのやらないことリストをさらに逆転させるできごとがあるとおもしろいのではないか。そこで私は、やらないことリストを実際につくってみた上で、次のことを記載してみた。

1. やらないことリストをやらない。

以上

これで、やらないことリストさえもやらなくていいという、ちょっとパラドックスを感じさせる仕組みができあがった。こうなれば、やりたいことリストはもちろん、やらないことリストに拘束されることもなくなる。ここではじめて、人は『やることリスト』でもなければ『やらないことリスト』でもなく『やりたいことリスト』がつくれるようになる。

やりたいことリストをつくる。

ここまでくればあとはもう、やりたいことをひたすら挙げていくだけだ。やりたいことを挙げるのは容易なことだ。やることリストとやらないことリストで挙がっていたものを参考に、言い方を変えるだけである。例えばやることリストで「10:30から打ち合わせ」があったとするならば、「10:30からハンモックで昼寝」と書き換えてあげるだけなのだから。ハンモックで昼寝ができるなら、それはやりたいことだ。願わくは13:30からはハンモックで読書をしていたい。


槍の間合いもまだまだだな。