2015.07.28   民間伝承 ,,,

鍵と財布の場所を変えると、決まって忘れるので結局出発できない。

いつもテーブルの上に直置きしているキー諸君も、ちょっと小洒落て棚脇にあるフックなんかにかけた夜には、翌朝にもなると百発百中のモシン・ナガン並みの確率で部屋に忘れたまま出てしまう。鍵や財布はふだん置き慣れている場所が一番心地がよいようだ。

学生時代によく家まで迎えにきてくれた友人がいたものだが、いざ出かけるとなったときにはキーケースが決まって行方不明になるということも多々あった。ちょと意味は異なるが、サザエさんに出てくる伊佐坂先生の原稿締め切りに焦るノリスケおじさんのようである。ちなみに公式ホームページによるとノリスケおじさんの年齢は24~26歳、思っていたよりもはるかに若い。

ちなみにキー諸君をいつも通りテーブルに直置きしている場合はほぼ100%忘れない、問題はフックにかけたときなのだ。これも統計しているが棚脇のフックにキー諸君をかけた場合、見事100%の確率で部屋に忘れる。これは紛れもなくフックに問題があるのだ。

学生時代にノリスケおじさんのようになってしまっていた友人に敬意を示すべく、明日からはキー諸君に関してはフックにかけることもないだろう、失敗によって成功は導かれているのだから。


槍の間合いもまだまだだな。