2012.09.04   民間伝承

葉月から流れる廃炉と夜長

毎年葉月となると、
まるで葉月と呼ばれるその葉を追い越すかのように
繊細な芯でできた新芽が私を覆う。

基盤から生み出されるのその生命の原動力に圧倒されるのである。
長月となるその季節を度重なる鈴虫の音色に合わせ、
鉛をかき集めるかのように木を伐採している夜長かな。

押し寄せる波の痛みは、単なる精神の波である。
波と波が互いに押し寄せ、潮とともにまた日は出づる。


槍の間合いもまだまだだな。