2015.03.06 民間伝承, 音楽 AKIRA,COPIC,ジャズ,チャップリン,ハクナマタタ,パウル・クレー,ブルーライト,メタルギア,メビウス,モビルスーツ,モリコーネ,丁寧,万年筆,余韻,停止,刺激,大日如来像,天照大御神,意識,映画,最高潮,末路,榊,無視,無駄,珈琲,疲労感,線画,老化防止,背後,腰骨,許容範囲,質素,足腰,陽,領域
午前中に目が覚めたら、一杯のコーヒーを淹れる。朝こそローストのものがいい。どんなに調子がよくても午前中からチャップリンはいけない。落ち着いてピアノジャズにしておく。ジャンジローメビウスを眺めながら、ひたすらブルーライトを避ける勢いで。もしもコーヒーが冷めてきてしまったのなら、それでもメビウスを眺め、余韻に浸りながらパウル・クレーを意識する。
天照大御神の札から連なる榊と、南方角を向く大日如来像にときたま目を配りながら、腰骨を立てて冷めたコーヒーを最後まで丁寧に味わう。鈍った足腰をおもいっきり無視して、インクがですぎる万年筆とコピックでどうでもよいタスクをまとめるのはきっと老化防止に役立つ。
背後には、もっと優れた文書や線画もあふれている。しかしながらあえて老化防止のためにと、無駄に質素な表組みを制作することもある。
陽も最高潮を超え、いよいよ下りのときがきたかと思うと、そこで初めてブルーライトの絶対的領域が許容範囲とみなされる。ピアノジャズやメビウスの線画から入った1日にAKIRAはやや刺激的すぎるもので、モビルスーツなどはもってのほか。メタルギアもオンラインが停止している上にコントローラのR2が弱っているので握れない。そのうち『みていない』にも関わらず無意識に目に入っている光に疲労感を覚え、映画もモリコーネの映画音楽だけ聴ければどうでもよくなる末路、すなわちハクナマタタである。
そしてまた、バーボンとオイルヌメ革による視覚の保養がはじまるのである。
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