2014.07.19   民間伝承 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

夏休みは倒れたとうもろこしの茎を直す作業に没頭すべきである。

日本の学生たちには夏休みが訪れている。勉学や部活動に励む学生ほど、休めない夏ではあるのだが。夏にはきゅうり、とうもろこし、大根、なす、じゃがいも、玉ねぎにトマトまで収穫の祭りなのであるから、日本の夏休みには収穫というカリキュラムがあっても悪くない。

部活動には忍耐力を補う効果もあるが、生きるための食育の能力はこれっぽっちも身に付かないのである。走り込みをしながら夏野菜の収穫でもできたらいいのだが、走っている以上は倒れたとうもろこしの茎を直すこともできない。

すっかり暑くなり、雑草で獣道となったいつもの道。苦い記憶にある地面を改めて踏み固め、低木の小枝が折れるように。踏みつけられて枯れた獣道を望み、また歩くのである。


槍の間合いもまだまだだな。