2013.02.02   民間伝承

旧暦の読み方 | 和風月名の意味

▶ 1月 睦月(むつき)
・由来:睦み月(むつみつき)…新年を親しい人達と親しみ睦み合ういう意味。

▶ 2月 如月(きさらぎ)
・由来:衣更着(きさらぎ)…1月から2月になり、寒さのために服を更に着ることから。
・気更来(きさらぎ)…12月、1月と比べて暖かさが期待できることから。
・息更来(きさらぎ)…草木の芽が張り出す月であることから。
・鋤凌(すきさらぎ)…田を鋤き畑を打つところから。 等々

▶ 3月 弥生(やよい)
・由来:「風雨改まりて、草木いよいよ生ふるゆえに、いやおひ月といふを謝まれり」から
・いよいよ=弥(いや) 生い茂る=生(おい)

▶ 4月 卯月(うづき)
・由来:卯の花の咲く月であることから。また、一説には稲を植える「植月」という意味も持つ。自然と農耕が生活や暦と深くかかわってきているのがよく分かる。

▶ 5月 皐月(さつき)
・由来:「小苗月」、「五月雨月」、「早苗月」の略等との説がありますが、早苗月が穏当橘の花が咲くので「橘月」、五月雨で月を見ることが稀なので「月見ず月」ともいう。

▶ 6月 水無月(みなづき)
・由来:新暦の7月を表しているなら例年水不足がささやかれ始める月なので合点がいきます。陽暦では大体7月上旬から8月上旬頃。

▶ 7月 文月(ふみづき)
・由来:「穂含月」「穂見月」などあるが、一般には「文披月」とされている。
七夕のために貸す文をひらくということだそうです。

▶ 8月 葉月(はづき)
・由来:「木の葉のもみぢて落つるゆえに、葉落ち月」、「雁が始めてくるので初月、または初来」
新暦の9月上旬〜10月上旬であり、葉の落ちる月との説がある。

▶ 9月 長月(ながつき)
・由来:夜が長くなることから 「夜長月」とされている。
また、雨が長く降ることから「長雨月」が由来であるともされている。

▶ 10月 神無月(かんなづき)
・由来:「無」とは「の」を意味する格助詞であり、「神の月」であるとされているが、
俗説では、各国の神様が出雲に集まり不在になることから神無月と呼ばれている。

▶ 11月 霜月(しもつき)
・由来:霜降りの月であることから。

▶ 12月 師走(しはす)
・由来:師匠(僧侶)がお経をあげるために東西を忙しく走り回る「師馳す」から由来する。また、1年の終わりとして「為果つ月(しはつつき)」という説もある。


槍の間合いもまだまだだな。