カレンダーを眺めていると、ふと気になることがあった。それは2016年の8月11日に『山の日』と記されていることである、しかも祝日だ。私は、カレンダーの制作会社がユニークでセンスある悪ふざけだなを起こしたのだと、あるいは印刷会社がもののけ姫のシシ神さまか何かを崇拝する方々なのかと思っていたのだが、結論からいえば2016年より『山の日』は正式な祝日として採用されるということである。(ちなみに導入は2015年にされていたようだ。)
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さすがにこれは民間伝承などといった聞き取り調査ではあまりにも情報が足りなすぎるので、誰も知らないときはGoogle先生のツテでウィキペディアに頼むしかない。ウィキペディアひとつとっても、山の日の情報が『11分前に編集済み』など、とにかくあわただしさを隠せない様子がなんともおもしろい。
8月11日ということで俗世間はお盆前。日本国民のお盆期間中における休日が長くなることが大いに期待できるのではなかろうか。日本山岳会をはじめとするとする全国「山の日」協議会加盟諸団体や既に「山の日」を制定していた地方自治体、その他山岳関係者や自然保護団体などに感謝したい。
海の日>山の日とくれば、次は『川の日』がくることもあるのだろうか。と思いきや、すでに『川の日』は国土交通省より7月7日で定められているようである。理由は七夕の日だからだそうであるが、まだ祝日にはなっていない。
また、海の日>山の日>川の日がくれば、もちろん次は『湖の日』がきてもよかろう。そして、いよいよ『草の日』『花の日』『土の日』『石の日』などを制定して、365日ほとんど祝日にでもしてしまいたいところである。しかしながら、そのようなことが起きた場合、例えば既存する『勤労感謝の日』なんてのはあってはならないわけで、いよいよ祝日を巡ったパラドックスが幕開けしてしまうのでもちろん却下だ。
とはいえ日本人はきっちりして不揃いを嫌う習性がある。海の日>山の日ときたところで、やはり思い切って川の日までは祝日にしていただきたいところだ、なんなら美空ひばりの日でもよい。
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