2015.05.26 民間伝承 ロマン,人格,変貌,大抵,形成,打開,抽象,気分,理由,脚光,蟠り,言葉,譜面,靴下,高揚
ほとんどの行き詰まりや蟠りというのは、『ロマン』というたったひとつの単語でその大抵を片付けることができる。何かにつけて理由を述べるときに『好きだから』だの『興味があったから』だのというと、あまりにもおもしろみがないもので。
そんなときにはちょっと言葉を選んで『ロマンを感じたから』と述べると、『なるほどロマンがあるなら仕方あるまい』と思わず頷いてしまうような不思議なパワーを持っている。それこそがロマンたるものだ。あまりに抽象的な言葉であるがゆえに、聞き手の気分を害することもなければ、逆にどこか輝かしい脚光を浴びさせる言葉へと変貌する。
譜面でみえない音が刻まれているようなスウィンギーなリズムは、気持ちをより大きく高揚させ、知らず知らずのうちに靴下も履いていない素足に小刻みのリズムを叩き出しているようだ。
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