2015.03.14   民間伝承 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,

無表情でテトリスを積み重ねる単発の容姿は美を生み出す。

単発でいくよりも長期的に持続していく方が難しいわけで、美にかなっているわけである。単発というのは第一印象のような浅はかなものであり、熟すだとか煮込まれるといった奥行きのある要素がまったく含まれていない平面図のようなものである。平面が美しいと思うのであれば、それは海が美しいと感じ、いざ足を入れてみると地底まで決して足の届くことのない泥沼の、ちょっとした演出にすぎない。

しかしながら、単発だからといって、ましてや平面であるからといって、決して絵画やスナイパーライフルを侮辱しているわけではない。絵画やライフルは単発なのではなく、一撃なのである。乱雑するのではなく一点に集中させるという、究極の美なのである。単発であっても、一点に集中させればそれは長期的な持続につながる単発なのだから。

積み重ねの中の言葉と優しさは居眠りの最中の相槌のようなものであり、それよりも無表情でテトリスを組み立てていく容姿こそが子規を殺すという発想を生み出す。


槍の間合いもまだまだだな。