2017.08.02   民間伝承 ,

子どもに魚の目?っと思ったら皮膚科に診療してもらうべき。

子ども病気というのは様々なものがあるので、ちょっとばかりのものはついつい見落としてしまいがちな病気もある。特にママであれば毎日子どもの仕草や様子をみてちょっとの変化に気づけることもあるが、パパに至っては子どもの身体の変化や特徴を知ることは一緒にいる時間が少なければ少ないほど気づけないのもまた事実である。今回はそんな子どもにとってのひとつの大敵『疣贅(ゆうぜい)・イボ』についてである。

子どもの足に魚の目ができた?

自分の子どもといつも通り遊んでいるときに、幸いにも子どもの足裏にある変化気づくことができる。そう、足の親指の付け根の裏あたりに、ちょっと小さめなデキモノがある。ママやパパは思わず『あれ、魚の目ができてる。』と思うわけである。白い固まりの中に、黒い点々としたものがかすかに見えるのである。一目見て魚の目だと思ったママとパパは、さっそく近所の皮膚科にお問い合わせをして魚の目であろう子どもの足の状況を確認しながら、近所の皮膚科に向かうのである。

どうしてこんなにも皮膚科は混むのだろうか?

ここで少しだけ余談であるが、私が見るかぎり皮膚科というのはいつ何時でも混雑しているのが普通である。今回私が子どもの魚の目をなんとかしようとして初診にお伺いしたところ、待ち時間は40分である。まあ、初診であればこのくらい仕方がないのかもしれないが、平日の朝一でも40分以上待たされるのはあまりいい気分ではない。どうしてこんなにも皮膚科は混むのだろうか?

魚の目ではなく、イボである。

実際に皮膚科に行って先生に診断していただいたところ、診断の時間はおよそ10秒。『魚の目じゃないね、イボです。』とのこと。ここでイボについて、皮膚科の先生から配布されたプリントを参考に引用しながらまとめておきたい。

疣贅(ゆうぜい)、イボとは?

疣贅(ゆうぜい)とは、俗に石イボと呼ばれるイボのことである。イボは手足にできる2~3mmのものから10mmくらいまで隆起した丘疹のことである。学童児の小児に多く認められるが、成人で認めることも少なくはない。足底のものはウオノメやタコとよく間違われるが、それぞれに違う。イボは全身どこにでもみられる可能性があるが、特に多いのは手や足などである。

イボの原因は人乳腫ウイルス。

イボができてしまう原因は人乳腫ウイルスというウイルスの感染によるものである。イボは感染してから発症するまでの期間が、数ヶ月から1年以上と長く、一定しないため、どうやって伝染するのかがはっきりわかっていない。ただし、イボはそのままにしておくと周囲に増えることがよくあるため早めに対処しておかなければならない。
イボは原因がウイルスであるために、実際のところ効果的な治療法がないと言われている。液体爪下、足底のものは治りにくいことも多いため、ハトムギのエキスを内服することもある。

イボの正体はお分りいただけただろうか?ぱっと素人の目でみると、つい魚の目だと思ってしまうようなできものも、皮膚科でしっかり診断してもらうとイボである可能性もあるようである。そして、このイボはそのまま放置しておけばなかなか治らないものでもあり、放置した分の2倍の期間、皮膚科に通院する必要がるみたいである。今回私が子どものイボに気づいてから皮膚科に連れていくまでに2週間かかったが、その前からイボができていたとみると、イボができて1ヶ月くらいである。そうすると、単純に2ヶ月は治療に励まないといけない。

イボの治療方法とはどんな感じ?

実際に子どもにイボができて皮膚科に診療をしてもらうと、ドライアイスのような白い過冷霧のようなものの物体を患部に数秒当てるだけの治療である。あとはスピール膏という貼り薬が処方され、毎日患部に付け替えてあげるような流れになる。治療に通う頻度の1,2週間以内に1回のペースで通えば次第によくなるだろうということである。早速子どもにもスピール膏というシールみたいなものを毎日付け替えていたのだが、思った以上に効果的で、初診から2,3日後にはスピール膏をつけていた部分全体の皮が白くふやけるように剥がれていき、患部までペロッととれてしまった。


槍の間合いもまだまだだな。