2016.05.20   民間伝承 ,,,,

郡山市の男性の育児休暇制度も結局は生活を苦しめるだけだ。

郡山市でも男性のための育児休業制度(育パパサポート奨励事業)というものが発足したようだ。なんでも郡山市内の中小企業に勤務する男性従業員であれば、職種問わずこの制度を取り入れることができるようだ。その男性従業員が育児休業を取得したとき、あるいは職場に復職した場合に5万円(2016年度現在)の奨励金が支給されるというわけだ。そして、中小企業に50万円が入るというのが郡山市の育児休業制度である。

育児休業連続5日以上が絶対条件であるが…。

さて、育児休業の実際の実態と条件を見直してみよう。

育児休業:勤務を要しない日を除く連続5日以上
職場復帰:導入から1か月以上経過の時点で
申請書提出:職場復職した日から3か月以内

育児休業(勤務を要しない日を除く連続5日以上)とある。ざっとみれば、なんてことはないのであるが、ここでちょっと考えていただきたい。こちらは生活がかかっている仕事を休業してまで本気で育児休業制度をとろうとしているわけであるが、そもそもこの5日以上という設定に疑問がある。5日間で一体子どもの何を育てることができるのか。最低ということは理解できるが、じゃあ5日間だけ休んで助成金をもらおうかとか、子育てなんてそんなあまいものじゃないでしょうよ?

これがそもそもの問題ではなかろうか。5日間育児休暇をとったところで、何ができるだろうか。赤ちゃんを育てる手助けをするための期間が5日間だけではとてもではないが無理ではなかろうか。こちらは仕事という貴重な役割を休業してまで育児休暇を取り入れているのだ。生活をするための収入を犠牲してまで休暇をとろうとしているのに、それに対して5日以上休めばいいですよというスタンスが、なんだか切ない気持ちになる。挙げ句の果てには5日以上休めば5万円の奨励金がもらえますよと、なんとも虚しく情けないものだ。それではパパは子育てに一生懸命になる前に仕事に戻ってしまうよいうオチである。育児休暇は上記の通り、はっきりいって本気で子育てをしたいパパにとっては採用するにも難しい条件である。

児童手当は必須、あとは第一子保育料無料化を。

子育てに全面協力できないパパも諦めないでほしい。こうなれば少しでも助成金などの新生を要して家庭に貢献することを考えなければならない。まずは児童手当を確実に得られるようにしておいていただきたい。その他、認可・外に応じて第一子保育料無料化・軽減事業という制度も導入しているので、第一子が幼稚園や保育園などの施設に入園する際には必ずチェックしておきたい項目である。
また、郡山市では多子世帯保育料軽減補助金制度という、二人目の子どもを施設に入園させた場合の助成金もあるようなのでこちらもチェックしておくべきだろう。


槍の間合いもまだまだだな。