2015.05.31 民間伝承 ロマン,作業,基盤,庶民,栽培,福島,精神,菱沼農園,風景,飯坂
私が強く尊敬するもののひとつに、菱沼農園がある。菱沼農園とは福島県福島市の飯坂町で何十年にも渡ってりんごにさくらんぼ、そして福島の特産物でもある桃を育てている果樹農家さんである。もともと自分自身、自然にあふれた環境にある土地や食物を育てることに興味があったのだが、それらをきっかけに縁となった菱沼農園にはそれ以上の魅力的な部分がたくさんある。
何よりまず、菱沼農園の代表である菱沼健一さんにはロマンがあふれていること。(ロマンの重要性については前記事『ロマンはほとんどの行き詰まりや蟠りを打開し、利用する側の人格を形成する。』で十分に説明をしたので割愛させていただく。)結局のところこの代表のロマンこそが菱沼農園の基盤にもなっているのだと私は思っている。このロマンを筆頭に、菱沼農園では果樹を育てるための作業を年間を通しておこない、それを我々一般の庶民に向けて定期的に映像や記事で発信してくれているのである。これはまさにサービス精神ならぬロマン精神だと私は見解く。
添付した動画はその菱沼農園の年間の作業風景や流れをまとめたものである。りんごにさくらんぼ、そして桃にしても私たちはその果実ができあがって商品としてみることがほとんどである。その栽培過程や作業の風景なんてのはほとんどみることができない。しかしながら、菱沼農園はその作業風景や栽培過程を定期的にみることができて、しかもその度に果樹に対するひたむきな容姿を拝見できるのが何よりも嬉しい。
人生において、何回感動するものに出会えたかが人間としての豊かさや器量を語ると聞くが、菱沼農園をみているといつ何時、どこにいても心が震えるような瞬間に出会うことができる。
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