2014.06.13 視覚表現 モノゴト,事象,人生,偏見,判断,勘違い,原因,善し悪し,己,文化,新鮮,気分,無視,環境,生起,異文化,第一印象,行動,表情,雰囲気
『第一印象』という言葉について私はこれまでに、じっくりと向き合っているようです。結論として、そこから生まれてきたのは第五印象だとか第七印象の方がウンと大事だということです。第一印象というのは非常に大事かもしれませんが、最初の印象や雰囲気で見受けられる印象というものは、人様の人生の数十年を全く無視した、いわゆる『偏見』のようなものです。
表情や行動でその人のよさが分かるなんて言いますが、本当にその判断ができるのは、世界中でほんの一握りだけです。己の気分や環境によっても左右されてしまいますから。第一印象というのは、ある種の異文化に初めて触れるようなものです。
そんな異文化に触れれば、人は誰でも新鮮な印象を受けますし、それが素敵なものだと勘違いしてしまうのが普通です。その物事の本当の美しさなんてものは第五印象・第七印象、もしくはもっともっと後になるまで分かることではないんですね。ただ、その第五の印象・第七の印象まで育ませていくことが最も大事なことだと思っていますし、人生の定めなのだと思っています。善し悪しを第一印象で決めるべきではありませんし、ましてや自然界でないのですから、一つの原因からすべてを生起させるべきではないと私は思います。
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