2012.11.30   視覚表現

第七印象 視覚表現 アニメーション 映像 東北

本作品は『二面性』をテーマとしました。背景としては『自らの生活環境から生まれる主張は、社会では適用されない事象を生じさせる』という体験を挙げます。また『社会で適用されない事象は、自らの生活環境による主張によって生じる』という因果関係を成立させることで『因果生起』が生じることとなります。因果生起とは『縁起』のことであり、因果関係に対して間接的に関わるものを指します。例えば、花が咲くという結果は種が原因であり、花を咲かせるのに必要な日光、水、土などはそれらの間接的な原因であり、それこそが縁起としての根源を意味します。そのような意味では、私のこれまでのアニメーション制作における作業と工程は、単なる映像制作としての意味だけではなく、自らの生活環境を社会に対して主張するという因果関係の渦中で必然的に活用してきたものであり、アニメーション制作を私自身の『縁起』となる位置づけとして捉えてきたものであります。現代における縁起とは、一般的には写真や置物を所有することで精神的な安心感や幸運を呼び起こすのもであり、本作ではアニメーションによる心地よい動きや構図を用いて表現することで、自他ともに安心感や幸運といった、縁起としての意味を認識できる作品像としての制作に試みました。

CSFFE|視覚表現 映像 アニメーション 東北 

槍の間合いもまだまだだな。