2013.04.03 視覚表現 オーサリング,DVD,ライティング
用語集というよりは、iMovieを使用してフルハイビジョンサイズのmovデータを作成し、それをMPEG2に変換、DVDを作成する過程の中で何度か出てきた用語をまとめておきたいと思います。意外と似たような言葉や、ごちゃごちゃになる言葉も多いですね。今回は『MOVファイルについて』、『ライティングとオーサリングの違い』、『エンコードとは』、『DVDリッピング』についてまとめておきたいと思います。なお。これらの言葉には幅広い概念があるので、あくまで今回のDVD作成の作業工程においての意味として捉えてみたいと思います。
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MOVファイル(〇〇○.mov)というのは、Macを使用している方が一般的に動画を再生、編集するときに使用している動画ファイル形式です。Macで動画を閲覧しようとすると、QuickTimeと呼ばれる動画再生ソフトが起動するわけです。少し分かりづらいのは、例えばWindowsで動画を再生したり、動画編集ソフト『ムービーメーカー』を使用してみると、動画のファイル形式は前途の『MOV』ではなく『AVI』と呼ばれるファイル形式であることです。つまりMacは動画ファイルはMOV、Windowsの動画ファイルはAVIとなるわけです。最近ではMOVをWindowsメディアプレーヤーなどで閲覧することも可能になりましたが、ちょっと前まではそのようなことができなかったので、予め互換性のあるファイル形式にエンコードする必要がありました。
ライティングはCD-RやDVD-R、もしくはDVD-RWなどのディスクにMOVやAVIなどといったファイルをデータとして書き込むことを指します。一方、オーサリングとはDVD-RもしくはDVD-RWなどのディスクに、DVDプレーヤーで再生可能なファイル形式に変換したうえで記録することになります。『焼く』という意味でもあるようですね。オーサリングはMOVではなく、MPEG形式に変換します。
エンコードとは、いわゆるデータ形式の変換のことを指します。前の項目でオーサリングについて簡単に述べましたが、オーサリングはこのエンコード(変換)をしたうえでDVDに焼くということ流れのことを指しております。つまり、エンコードとはDVDを作成するという前提の話から簡単に考えると、DVDに焼くためのデータ変換といったところでしょう。
今回の作業とは直接関係なかったのですが、例えば『DVDライティング』や『DVD作成』というキーワードで考えると間接的に関係すると思いますので記録しておきたいと思います。リッピングとは、簡単に言ってしまうと『DVDライティング』の逆の作業のこと。つまりはファイルをDVDに書き込むのではなく、既にDVDに書き込んであるデータを、ファイル形式にしてしまうことです。例えば家庭用ビデオカメラで撮影したものをそのままDVDに焼いてビデオレターをつくってみたが、その後にちょっとテロップを追加したり、音声を追加したりとちょっとした編集をしたい場合に最適です。
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