2015.01.15   視覚表現 ,,,,,,,,,,,,,

オフセット印刷におけるフォント・線幅とリッチブラックの指定

Illustratorでチラシやリーフレットなどのデータを制作する際の入稿時といえば、やはりリンク配置の画像・フォントのアウトライン化・Illustratorのバージョン・断裁ズレなどによるミスは多い。この4点は初期のうちに何度もミスをしていれば自然と身についてくるものだと思う。今回はその4点の次のステップでやや不明解な部分を紹介しておきたい。(オフセット印刷時)

フォント(文字)の濃さについて

基本的に読ませるためのフォントであれば、K80%以上のグレー指定を推奨したい。フォントサイズはK100%の場合は最小3pt、K:40〜90%の場合は最小4ptが望ましい。このサイズよりも小さい文字にしてグレー指定が薄い場合、網点やシャギーが目立ってかすれた印象になる場合がある。

線幅における指定について

線幅についてはK100%の場合、最小0.2pt、K:60〜90%の場合であれば最小0.3ptが望ましい。それ以下の線であれば最小0.5ptが望ましい。これらよりも下回ると、網点やシャギーが目立ってかすれて見えたり点線に見えてしまう恐れがある。

リッチブラックのベタ塗り

フォントや線における黒の指定はK:100%で問題ないが、黒のベタ塗りをおこなう場合はC:30%,M:30% Y:30%,K;100%のリッチブラックが望ましい。しかしながら、もしもリッチブラックのベタ塗り内に白文字が含まれる場合は、C:20%,M:20%,Y:10%,K:100%のベタ塗りにすることが望ましい。


槍の間合いもまだまだだな。