2014.10.14 Web ものづくり,キャスティング,キャッチコピー,コンテンツ,俳優陣,分業,動画編集,崩壊,感性,映像,映画,極論,物語,脚本,言葉,設置,連動性,配属,雑誌
前回、キャッチコピー及びコピーライティングにおける言葉の流れについて、話し言葉と書き言葉の重要性を述べた。しかしながら更に極論をいえば、文章における最も重要なことはその文章に適したコンテンツを正確に設置することに尽きる。つまり、どんなに優れた言葉選びや文章の流れであっても、その言葉に最も適したコンテンツつまりはイメージ写真や映像などを添えなければ、せっかくの優れた言葉と文章も台無しになる恐れがあるのだ。
映画に例えるとわかりやすいが、例えば脚本の優れた物語がある。これを前途の『文章・言葉』の役割とする。そこにコンテンツ、つまりは俳優陣(キャスティング)をどのように配属するかとなったときに、その最も優れた脚本に適さないキャスティングをしてしまうと、物語はいとも簡単に崩壊に至る。それだけ脚本とキャスティングの連動性が重要であるように、文章・言葉とコンテンツの連動性もまた、感性を研ぎ澄まして正確に選択する必要がある。もっと興味深いのは、脚本よりもキャスティング、つまりは俳優陣だけをみているユーザーもまた多いことである。
そのような意味では、例えば雑誌であればコピーライターとカメラマンが分業したり、映像であればカメラマンと動画編集者を分業したりするわけであるが、伝えたいものによっては少しばかりテクニックを怠ってでもすべて同一人物で完結させた方が、ものづくりの物語性としてはおもしろいものである。
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