2014.10.14 Web キャッチコピー,コンセプト,ライティング,一体化,企画,境界線,対話,感覚,文章,理解,窮屈,箇所,興味,話し言葉,読み言葉,議事録,退屈,際どい
しばらくのあいだ、とある企画のキャッチコピーとそのコンセプトなどの言葉づかいとその流れについて学んでいたのだが、いろいろおもしろいこともあったので議事録である。
まず、文章内においては話し言葉と読み言葉を意識しないと、なかなかひどいことになることが明らかになる。この境界線は非常に際どいものである。というのも、一目みて興味のある文章であれば読み言葉で十分に読み解くことはできるが、例えば興味もない文章を読む場合、読み言葉ではただづらづらと文字を綴られてもあまりに窮屈なのである。
比較的読みやすく、退屈しないのは話し言葉なのである。それはあたかも自分が文章と一体化、もしくは対話をしているような感覚になるからだ。しかしながら、その文章を理解したいだけだとすれば、そこに文字と一体化する必要もなければ、対話をする必要すらないのである。
その文章の要旨にあわせて、読ませる箇所と理解させる箇所を的確に区別し、話し言葉と読み言葉を組み合わせていく創造が文章と言葉での落としどころには不可欠なのである。
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