2017.08.06   Web

LINE@認証アカウントの移行や名称の変更はできるのか?

LINE@の認証アカウントが非常に便利である。自社サイトへのアクセスもメールアドレスの取得さえも忘れて、LINE@をウェブの着地点にしてしまってもいいのではないかと思わせるほどの便利さである。LINE@を利用して集客することでメリットばかりではあるが、今回はそのメリットはあえて控えておくとして、デメリットというか、ちょっとした落とし穴を体験したので備忘録である。

LINE@認証アカウント名は変更できない。

LINE@認証アカウントに関しては、基本的にアカウント名を変更することはできない。例えば店舗が移転になったり名前が変わってしまった場合、新規でアカウントを作成するしか方法はないのである。その際、友だちやフォローしているファンごと移行というのはもちろんできない。例えばそのアカウントの友だちが2,3人だけであればなんてことはない。しかしながら、頑張って100人,200人、そして1000人と集めてしまったときはもう、アカウントを新規で作り直すことはちょっとばかり本気を出さないとめんどうなことになりかねない。ちなみにアカウント名を変更できないということは『アカウントの移行』も原則はできないということになる。ただし、一般アカウントに関しては名称の変更が可能であることが確認されている。

LINE@認証アカウント名を変えたいときは?

残念ながらLINE@認証アカウントの名称を変える方法は今のところない。そこで私が試してみたのは、LINE@一般アカウントを新規で作成し、旧アカウントのメッセージとタイムラインを利用して新LINE@のアカウントURLへ誘導(登録)をさせるという手段である。もう、これしかいい方法が思い浮かばない。とはいっても、ただ『新しいURLはこちら』とメッセージをしても、正直ちょっと『なんで?』って感じで登録を拒む人がいる人が5割前後いるのではないか。私が試しに移行したときは7割程度が移行に賛同してくれたが、3割程度は逃したことになるだろう。考え方によるが、7割の移行がうまくいったというのは成功として考えてよい。

結論:LINE@は一般アカウントの方が融通はきく。

LINE@の一般アカウントと認証アカウントの違いについてであるが、正直なところそんなに大差はない。強いていれば認証済みの紺色バッチがつくので、ユーザーからの信頼度がつきやすいことと、LINEのアプリ内でキーワード検索した際の検索結果に、アカウントが表示されることの2つであるといえよう。

LINE@の一般と認証済みの大きな違いは?

  • 認証済みの紺色バッチがつくので、ユーザーからの信頼度がつきやすい
  • LINEのアプリ内のキーワード検索結果にアカウントが表示される

いかがだろうか?正直なところLINE@の一般アカウントも認証済みアカウントも無料であるので、どうせ取得するなら認証済みの方がいいと思う人もいるかもしれない。しかしながら、私も実践で30以上のアカウントを管理して使ってみると、どうも認証済みのメリットよりも一般アカウントの方がだいぶ融通がきいて管理がラクである。というのも、一般アカウントはその場でアカウントを作成してすぐに活用できるが、認証済みアカウントはLINE@への申請がかかる。この申請が何かと時間がかかり、申請してから反応があるまで5日~10日。さらにはその店舗や施設などへ本人確認の電話やメールでのアクションを必要とする。例えばほとんど店舗にいることがなかったり、そもそも代理として別会社の人間が作成しようとすると大変なのである。

それに加え、冒頭でも述べたように一番のデメリットは認証済みアカウントの名称変更ができない点である。こればかりはバージョンアップでもなんでもかまわないので、せめて再申請などで名称が変更できるようにしていただきたいものである。会社名が変更になったらどうするのか、店舗名や施設名が変更になったらどうするのか。これまでLINE@のサービスを大いに利用して貢献しているのだから、そのあたりの対応あたりはぜひとも改善していただきたいところである。


槍の間合いもまだまだだな。