2011.10.12   民間伝承

景色は撮らない。

合宿と遠征のおもしろさは
明確な目的があることである。
目的を達成した以上は
近所のスーパーの
綺麗なお姉さんのレジに並び
「おつかれさまです」と
一声かけるくらい
当然の褒美ではないか。
ましてや品出し中の膝歩きくらい
黙って拝見してもいいではないか。
収集癖の強い私にとっては
空間と物がないと成立しないが
そればかりが
おもしろいわけでもない。
遠征や合宿にもまた、趣がある。
もはや場所ではない。
頼りになるのは
いつも自分とバッグ一つだけ。
好きな物をすべて家に置いて
ひたすら単独行動するのである。
そのような環境であること自体が
すでに単純にかっこいい。
場所や環境にこだわると
その轍にまんまとハマるのだ。

見たまえ。
これが『轍』というものだ。
目的はいつも
場所ではなく内面に持つものである。
世話になった方々には
個人的に礼を言いたい。


槍の間合いもまだまだだな。