身の回りを観察するということは、本を読むような感覚。

本を読むことは知識につながるのだが、『本を読む』というおこないそのものはこれまた紛らわしいことである。こんなことを定義づけてしまうとこの定義自体がすでに紛らわしいのだが。 『本を読む』ということは、活字を読むことであり、…

2014.04.19 , , , , , , , ,


見下された海苔は、過去の室内を賑わせた。

海苔であることがだいぶ見下され、私としてはなんともかたじけない気持ちである。過去の太陽光に遊ばされ、不慣れなものの迅速な対応を求められる海苔。まだ温かさの残る地面にも、海苔と白く揚げられた身だけが舞うのである。 汚れた手…

2014.04.08 , , , , , , , ,